命を磨く
辻武寿先生_命を磨く
南無妙法蓮華経がわいて出てくるんです。わいた南無妙法蓮華経をいかに染み込ませるかが大事ですね。
大事な大事な自分の中の南無妙法蓮華経がわいたらそれを大事に大事にずっと染み込ませていくんです。
頭の中まで染み込ませて脳みそまで届くとノイローゼが治る。
目玉の芯までお題目が染み込んでいくと目が見えてくる。緑内障や白内障が治ります。開目抄。
胸の中までぐっと染み込んでいくと心臓が丈夫になる。乳がんや肺がんが治る。
お腹の中までお題目が染み込んでいくと、子宮がんや胃がんが治る。
手の先、足の先までぐーんと染み込ませるとリュウマチや冷え性が治る。
血液の中までお題目を染み込ませていくと血圧が下がる。白血病が治る。紫斑病が治る。
腰の中まで染み込むと腰が痛いのが治る。
そういうことです。
自分の中の南無妙法蓮華経を丁寧に深く深く染み込ませて、中から命を磨いているのが勤行です。
深く染み込まないと功徳が出てきません。384ページ。
深く信心を発(おこ)して日夜朝暮に又(また)おこたらず磨くべし
何様(いかよう)にしてか磨くべき
只(ただ)南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを
是(これ)をみがくとは云うなり。
(一生成仏抄:384)
一緒に言ってください。
深く信心を発(おこ)して
日夜朝暮に又(また)おこたらず磨くべし
何様(いかよう)にしてか磨くべき
只(ただ)南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを
是(これ)をみがくとは云うなり。
日夜朝暮に又(また)おこたらず磨くべし
朝晩の勤行をしっかりやって、命を磨いて、題目で中から磨くんだよってことです。
中から磨くのは勤行。外から磨くのをお化粧っていうんです。
両方から磨くのを創価学会っていうんです。外からだけ磨くのを謗法っていうんです。
謗法の人は中に故障が起きたら追い出せないんです。
お医者さんに行っても行き場がない。
医者が「あと3か月ですよ」って言ったらもう終わりだ。
それ以上相談することがないんです。
ところが御本尊を拝んでたら中から磨く。
いかなる病(やまい)障(さは)りをなすべきや
(経王殿御返事:1124)
だから、どんな病気でも治る力がわいてくるわけですね。
これだけは治せませんっていう例外がない。何でも持ってこい。何でも治せる。万能ですから。
そういう力がこの中にあるわけですね。
医者ができないと言っても治っちゃうんですから。
だから正行って。どんなことよりも善の行いですから。南無妙法蓮華経は。正行って。
(四条金吾殿御返事:1143)
お題目をあげてる時は「中から命を磨いてるんだ。磨いてるんだ。私の命が御本尊と同じになるんだ。
もったいない、ありがとうございます。ありがとうございます。」って磨いてるかどうかなんです。問題は。
命というのは色心という。顔形と心と両方です。
離すことはできません。でも顔と心は違うんです。
離すことができないけど同じだから
色心不二(しきしんふに)っていうんです。
顔も自分で見ることができない。心も自分で見ることができない。
顔を自分で見ることができる人がいたら手を挙げてもらいたい。ないでしょう?
で、顔を見るときには向こうに鏡を置くわけです。
向こうに鏡を置くと自分の顔がよーくわかるわけですね。
「私はこうゆう顔してんだな。やっぱり私は美人だ」って自覚するわけですね。
だけど鏡は心まで浮かべてくれない。顔は浮かべるけど心までは出してくれない。
心を磨くことができるのが御本尊。だから、ありがたいんです。